タイトルからして「未来世紀ブラジル」や「不思議惑星キン・ザ・ザ」の仲間に違いない。冒頭から明らかに変な頭だけの神様のようなものが、ラピュタのように空に浮かんでいるし。その頭を被って裸みたいな恰好で戦う未来の人々。その中に立派な面持ちのショーン・コネリーがいるではありませんか。彼がさまよってたどり着いたところにはシャーロット・ランプリングも。何の役をやってもシリアスな感じが好きだなぁ。
女ばかりで取り囲んで、異分子を洗脳する 場面とか、「ミッドサマー」みたいですね。本当の呪いは丑三つ時ではなく真昼間にかけるものなんだろうか。
ストーリーというか作品の意図が今一つよくわからなかったけど、変で面白い映画でした。ジョン・ブアマン監督ってBBCのドキュメンタリー部門出身とのこと。同じ出自のケン・ローチ監督とは180度違う方向に進んだな…。