映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

フランソワ・トリュフォー監督「家庭」2790本目

タイトルだけ見るとシリアスな日本映画かと思うけど、軽薄なアントワーヌ・ドワネルのやつでした。だいぶ間が空いてしまったけど、彼の3作目で女性たちの間をふらふらして、結局結婚した、というところからこの映画は始まります。

急に改心して良い夫になどなるわけもなく、相変わらずインチキな仕事についたり、息子ができてもカブキみたいな目張りの日本女性と浮気したり。この浮気のエピソードは、もはやギャグ!

このシリーズって、フランスの日常的な風景を描いてるのかな。面白いといえば面白いけど、トリュフォー監督の気持ちはまだ全然わかってない気もするな‥。