悪いぬいぐるみの「TED」みたいな完全コメディかと思ってたら、DCのけっこう本気のヒーローものでした。里子たちの家に来た男の子が突然の啓示を受けてスーパーヒーローになるとか、何の変哲もない少年が選ばれるという設定が今どきっぽいけど、ヒーローと悪役のキャラクター設定はかなりスタンダードです。
(あんなに愛想の悪い子がヒーローになったとたん、めちゃくちゃ明るくなるのがちょっと別人っぽい)
マーク・ストロングのワルっぷりは良いですね。手下の獣たちはけっこうコワイ。
なのに大事な変身の言葉「シャザーム!」は大声で言っちゃってるし、動画をネットにあげるわ、どこにでも出没するわ。隙だらけでスッカスカ。だけど敵もわりとスカスカなので大丈夫(笑)
最後、子どもたちがみんなスーパーヒーローになるのが楽しいですね。テストもなしで選ばれたビリーのことを考えれば、みんなだってヒーローになれるさ!(安易なw)
たくましくなったのを見たあとで、最初から見直すと、あーあの子があれか、ともう一度楽しめます。ペドロとユージーンは筋肉つきすぎじゃないか!?
結局、悪魔玉は捕獲、マーク・ストロングはただのおじいさんに戻り、一件落着。いかにも「つづく」というエンディング、続編が2022年に公開されるという情報もあるし。。。マーク・ストロングがどうパワーアップして復活するのか!?
往年のヒット曲がわかりやすくあちこちに使われてるのも楽しかったけど、エンディングにラモーンズの「I don't wanna grow up」を使うセンス、いいですね!(これ歌うときいつも、upのところで親指を下に向けてupと逆のジェスチャーをするのが可笑しかった、R.I.P.ジョーイ・ラモーン)