映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

住田崇監督「架空OL日記」2860本目

テレビは見てなかったけど、この設定はいったい何だ?(笑)と思って見てみることにしました。何このリアリティ。銀行員って常にお客さんに全身接してるし、やたらと厳しいところがありそうだし、今でも制服着てる銀行が多そうだから、見えないところの女子行員たちの雰囲気ってこうなんだろうな…。というよりむしろ、古き良き(悪き?)昭和のOLの幻って気もするな…。

私のような太古の昔に制服OLやってた者が「あるある」というか「あったあった」と面白がったり、非OLつまり男性会社員たちや、こういう職場で働いたことない人たちが「へぇ~」っていう小ネタを映画一本分集めたもの、なのですが、仲良し5人組があまりに均質すぎて、そこはちょっとリアリティ少ない気もする…「OL進化論」はいつも感心してたんだけど。なんでバカリズムはOLになってみたかったんだろう?多分、すごくなってみたかったからこんなのができちゃったんだろうけど。

まあ面白かったけど、「?」って感じだったなー。

映画『架空OL日記』 Blu-ray豪華版

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  • 発売日: 2020/09/02
  • メディア: Blu-ray