「ディック・ロングはなぜ死んだのか」を見たら、面白いというほどではなかったんだけど、以前気になって結局見てないこの映画と同じ監督だとわかったので、アマプラ会員無料で見てみることにしました。
こっちのほうが、ポール・ダノとダニエル・ラドクリフが大真面目な顔で演じるというだけでバカバカしさアップしていて、有利(なにが?…最初から最後までジョークだよ、と言わなくてもわかる、という部分が)。
なんか、”私には全然わからないジョークでほかの同僚を笑わせるアメリカ人の同僚”、みたいなユーモアのセンスだよな…。 (かえってわかりにくい例えですみません)下ネタとか、死体とか、まともな大人が眉をひそめる系の笑い。
で、この映画は、ダニエル・ラドクリフ演じるメニー(ミイラを意味する「マミー」にちょっと似てる?)という、使い勝手のいい便利な水死体が、遭難者ハンク(ポール・ダノ)を助けようと思ったか、水上スキーになったり食物を提供したり水を供給したり、あげくの果てには生き返って、じゃなくてゾンビとなって話し相手にもなってやる。(けど襲って食べたりはしない、という親切)
それにしても、メニー万能。こんなに何でもできるなら、誰でも水死体になりたがるんじゃないか。こんな作品を作れる人は、子どもか、子ども心を持ち続けてる人なんだろうな。こっちのほうが「ディック・ロング」より面白く感じました。ダニエル・シャイナート単独よりこっちのほうが好みだったので、「ダニエルズ」名義のいま制作中の作品にちょっと期待しようかな。