映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アンディ・プディコム「ヘッドスペースの瞑想ガイド」2887本目

これはもう映画とはいえませんが。Netflixにあった、約20分×8本のシリーズものです。ヘッドスペースって聞いたことあるなーと思ってたら、瞑想アプリが有名ですよね。すごくシンプルで優しいかんじのアニメーションで、宗教色のない、どんな人にも受け入れられやすい瞑想のやり方をやさしく教えてくれます。

私は仕事が大変な頃から瞑想はわりと好きで、ヨガスタジオの瞑想クラスに始まり、いくつかの宗派(って感じなんですよ)の瞑想をお金と時間をかけてけっこう本格的に勉強したりもしました。ストレス受けやすくて溜めやすいほうなもんで…。

ヨガ系でも仏教系でも究極的にはインド古来の伝統に行きつくようなのですが、ハレクリシュナって言われたり、サンスクリット語の呪文を唱えられたりするとドン引きする人もいると思います。欧米の文化の中で育った人にはやっぱり、欧米人(ヘッドスペースを始めたアンディ・プディコムは、ヒマラヤで修業したもと僧侶だけどイギリス人)がこのシリーズみたいに教えてくれるのが違和感がなくて入りやすいでしょうね。私は大久保のインド食材屋にちょくちょく行くくらい、インド嫌いじゃないのでいいんですけど。

究極の瞑想は、頭を空っぽにして潜在能力に目覚めさせることだと、シリーズ最終回でアンディ氏は言います。一番やりたいことは何?…私は忙しく働いてた時も、お弁当作って広い公園で食べることとか、一日に何時間でも好きなだけ瞑想することとか思ってたので、今の生活(フルタイムの仕事を辞めて、パートやりながらのんびりしてる)は今の自分にはかなり幸せ。ただ、スマホをしょっちゅういじったり、映画見すぎたりするのは、忙しくる癖が残ってるようで、さらに生活をシンプルにしていきたいところです。