映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マウロ・リマ監督「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」2892本目

ブラジル映画ってあまり見たことないな、テーマがサッカーなら「なるほど」だけど天才ピアニストが題材だし。ポルトガル語って不思議、スペイン語というより最初なぜかドイツ語かと思った。タイトルのバッハはドイツ人だし。

若い天才が大きな挫折をする映画はときどき見てきたけど、このジョアンは強い。神様は耐えられる試練しか与えないというけど、明らかに重すぎて壊れる人も多いのに、ここまで打たれても打たれても立ち上がって、またやめときゃいいのに新しい冒険にどんどん挑む人って、見たことないです。

伝記映画としては、成り行きがわかりにくいところもあるけど、すごく評価が高いのは、最後に登場する本人のたくましく明るい表情がすべて、って思います。この人みたいに強くありたい…。

マイ・バッハ 不屈のピアニスト(字幕版)

マイ・バッハ 不屈のピアニスト(字幕版)

  • 発売日: 2021/02/03
  • メディア: Prime Video