映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

庵野秀明 総監督「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」2893本目

だいぶ前に録画しといたのを、あわてて見ます。昔一度見てるけど、新作に備えて思い出さなければ。

私はもう全然エヴァンゲリオン世代ではないけど、25年くらい前に、無理やりTVシリーズを貸してくれた友達がいたので(布教?)一通り見ました。TVも映画も多分全部。こんな病みそうな作品を子どもたちに見せていいのか…!?と思ったもんでした。

序破急のシリーズはTV版の総集編なんだな。1995年といえばもう26年前。人名やヤシマ作戦、セカンドインパクトとかの名前が耳慣れてるし、放送後あまりにもキャラクター商品が世に出回ったので、「あの綾波がアニメに出てる」みたいな変な気分。それにしても14歳にしちゃ女子たちはメリハリボディだし、ほぼ裸みたいなフィット感だな、戦闘服。そしてあまりにも暗い、中二病という言葉すら(多分)産んだ碇シンジ。新海誠の初期の作品とか押井守「スカイ・クロラ」とか見て、主役なのになんて暗さだ!と思ってたけど、元祖はさすがだ。いきなりエヴァンゲリオンに載せられて、まるで何もわからずエヴァごと右往左往する場面とか、使徒のきしょい造形とか、「渚カヲル」も怖いしシンジも怖かったとか、強烈に覚えてるな…

いまさら中年女がひとりで「シン・エヴァ」を見に行くのか劇場に、とためらいもあるけど、行くのかな…行くんだろうな‥‥

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

  • 発売日: 2007/09/01
  • メディア: Prime Video