映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

オーレ・ボールネダル 監督「ポゼッション」2918本目

ハビエル・バルデムかと思ったらジェフリー・ディーン・モーガン。

この映画、なんかあんまり怖くないですね。サム・ライミのプロデュースなのに。どこか清潔感と、きちんとした感じがある。本質的な”怖さ”って、本来こうだろうと期待しているものの状態が「崩れて」るとか「乱れて」いて、常識では元に戻しようがなく、それが「周囲を侵食していく」感じがある。この映画の悪魔は「女の子の中」と「彼女が嫌っている人」と行動範囲が決まっているので、それ以外の人たちは安心していられるんだよな。

悪魔につかれたエミリーを演じたナターシャ・ハリスちゃん、よくがんばりました!

ポゼッション(字幕版)

ポゼッション(字幕版)

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