映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

サーラ・カンテル監督「オンネリとアンネリのおうち」2921本目

あまりに可愛いのでいつか見ようと思ってた作品がU-Nextにあったので、見てみます。まだ無料期間。(ちょっと申し訳なくなってきた)

私は中年とはいえ小さい女の子だった経験があるので、彼女たちの世界は時間だけさかのぼれば思い出せるけど、(当たり前だけど)映画鑑賞の大先輩の男性の方々がたくさん評価されているのが、ちょっと愉快…みなさんどんな可愛い表情でこの映画を楽しんだのかしら。

これは「お菓子の家」とか「リカちゃんハウス」と同じ、女の子の夢の世界(その後成長して「アメリ」「シェルブールの雨傘」になることもあれば、「ひなぎく」「ブリングリング」と悪の道を進むこともあり)なので、リアリティ皆無でOK。仲良しどうしでお揃いの服を着て、食べたいときにお菓子を食べて、となりに魔法使いが住んでいて…。(オンネリとアンネリが「鬼滅の刃」の「白髪」と「黒髪」に見える)

途中から味が変わる、不思議な鶏の卵を使ったケーキ、食べてみたい…ピンク色のハーブティを花模様にカップに入れて、この子たちの仲間みたいな気持ちでティーパーティしたいわ…。(時間もカロリーも忘れて)