映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョナサン・デミ監督「ストップ・メイキング・センス」2945本目

VODは、前に見てその後も心に残ってた作品を、DVD借りるよりずっと気楽にもう一度見たりできるのがいいです。5年前にこの作品を見たとき、「賢そうでスカした奴ら」と思っていたトーキング・ヘッズをすっかり好きになってしまったので、もう一度見てみたかった。今見てもなんかオシャレでセンスがいいですよね。5年前にAppleっぽいって書いたけど、GAFAのエグゼクティブみたいにミニマルだと今は感じる。2010年代のバンドって言われても違和感ない。(1984年なのに)無駄がないのって大事だな…。(最近自分の若い頃の写真を見て、変なパーマとか短すぎる刈り上げとか派手な色とか不思議な形の服とか、どうしてもっとスタンダードな身なりで写真を撮っておかなかったのか後悔したばかり)

ビジュアルは最高にクールだし音楽もシンプルでファンキー。かなり良いのですが、今回は歌詞にも少しは注目してみよう。…なんか、ウディ・アレンのセリフかマインドフルネスについて書いた本の文章みたいだ。どちらもニューヨーク的。前提にはウディ・アレン的な都会の神経衰弱があり、そこから無駄を捨ててアフリカン・ビートにのって解放されることへ向かったのが彼らってことなのかな。ティナ・ウェイマウスのベースライン本当に斬新ですごい。自分でこのバンドを定義するって意思がはっきり感じられる、バンドに加入した時はベース弾いたことなかったのに。

おそるべき普遍性。古さを感じさせないどころか、今も最先端あたりにいるようにしか見えない。 とりあえず私はゴテゴテした服を断捨離しよう…

ストップ・メイキング・センス(字幕版)

ストップ・メイキング・センス(字幕版)

  • 発売日: 2017/07/07
  • メディア: Prime Video