映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ペトリ・ルーッカイネン 監督「365日のシンプル・ライフ」2947本目

裸(文字通り)からのスタートで、倉庫から1日1個だけ物を出してくる、という生活を極寒の地ヘルシンキで丸1年間やるなんて、体中けむくじゃらの動物でもなければ無理でしょう!でもこれドキュメンタリーですね。実際やったんですね。

私は「何も持たない生活」にすごく憧れているのですが、この映画は徹底的にものを減らすことが目的ではなくて、いったんリセットして重要な順に並べ替えてみよう、という感じですね。前の彼女と別れてからこの生活に入り、新しい彼女ができて、また必要なものが増えていくという、一人の26歳の青年の四季をたどったさわやかな作品でした。

私の断捨離のお手本には、あんまりならなかったかな…。

365日のシンプルライフ(字幕版)

365日のシンプルライフ(字幕版)

  • 発売日: 2014/08/27
  • メディア: Prime Video