映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

村瀬修功 監督「虐殺器官」2986本目

原作がとても面白かったのでアニメ化された作品も見てみました。

でも、印象違う‥‥。

「カフカの『ゴドーを待ちながら』が…」

「ゴドーはサミュエル・ベケットだよ」

「不条理な作品は全部カフカって言っとけばいいんだよ。突っ込まれるところを残しておくのが愛嬌ってもんだ」

(かなりいい加減な記憶のまま書いてみました)…が、たとえば、原作だと”鼻持ちならない”感じじゃなくて、好きなものについて自然に擁護してしまうように見えたんだけど、この作品では二枚目すぎる声どうしの会話なので、作ったように聞こえてしまう。

原作を読んだときは、映画化したらハリウッド大作みたいにスペクタクルでさぞかし面白いだろうって思ったけど、そういう感じは全然しない。原作もこのアニメも、最近の日本の少年少女が好みそうな「つめたさ」や「無関心」を秘めた作風で、共通してる部分はあるんだけど、原作の熱い部分がアニメからは伝わってこなかった。なかなかの名作なので、思い切ってハリウッドで莫大な制作費をかけて作ってほしい。

NetflixかAmazon、お金出してくれないかなぁ。。。

(それでも次の「ハーモニー」も見てみる)