映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

レオス・カラックス監督「ホーリーモーターズ」3046本目

映画ばっかり見るようになった頃に映画館で見て「なんじゃこれ?」と思った作品。VOD無料枠に降りてきてたので、再び見てみる。久々の次作「Annette」の公開も始まってるらしいし(日本以外では。いつみられるんだろう私は)。ドニ・ラヴァンは出てるんだろうか。

やっぱり変な映画だけど、めちゃくちゃじゃなくてキレイな映画だな。(メルドはちょっとアレだけど) なんというか…ファンタジーなんだろうな。夜みる夢みたいだ。どの世界も派手じゃないけどプロフェッショナルな大人の世界。

素顔のこの男が偶然20年ぶりに再会する女性、カイリー・ミノーグが唐突に歌い出すのも、この世界では特別な時間だからこれでいいのだ。なんか、”巨匠の晩年の作品”感まで漂っている(cf.「海辺の映画館」)けど、新作はドニ・ラヴァンでなくアダム・ドライバーにカラックス監督が憑依してミュージカルを歌うらしい。トレイラーを見てもどういう映画だかわからない。…そんなことを思いながら、今この映画を見なおしてるのなんて、日本では私くらいなのかな~~。