映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

園子温監督「東京ヴァンパイアホテル」映画版3054本目(KINENOTE未掲載)

連続コンテンツ版としてAmazonプライム初期、2017年に公開されたものは当時見たけど(感想は書かなかったようだ)、映画版として再編集されたようなので、見直してみます。その後「ポーの一族」も読んでバンパイアの基礎知識もつけたし(?)、この映画に森七菜が出てたと聞いておぼえてなかったし。しかしかなり長かった、10シリーズもあったので5時間はくだらないはずだけど、2時間ちょっとに縮めたらしいので、かなりはしょったんだな。

シリーズで見たときも、「こりゃひどい(いい意味でも悪い意味でも)と思ったけど、やっぱりひどいな(笑)、でもバイオレンスはそこそこ残してある一方、エロスは全廃されてます。冨手麻妙はほとんどハダカだったような記憶があるけど、一切脱衣しませんでした。出演者は全員”怪演”ですね、安達祐実も中川翔子も、言われてもわからない斎藤工も、わかりやすい満島新之介も、いつもながら鬼気迫る果帆も。。みんなこういうブッ飛んだ役をやるのって、きっと役者みょうりなんじゃないかな。

で、あかりという名の森七菜は、どうやら出番を全部カットされたんじゃないかな。。。残ったのはほとんど、ホテル内の阿鼻叫喚だけだった。(あとルーマニアの場面と、オープニングの居酒屋~街中)

だからといって、シリーズのほうを全部見直すのはエネルギーがいるというか、魂を抜かれそうなのでやめときます。