映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マージー・キンモンス 監督「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」3094本目

まだ未踏のサンクトペテルブルクの観光の目玉がエルミタージュ美術館。(ウラジオストクに分館を作る話は、その後どうなったんだろう?)なんといっても外観が美しい!この外観は私のロシア(帝国時代の)のイメージをかなり形作っています。

モスフィルムがこの美術館の映画を作ったら、どういうものになるか想像ができないけど、これはイギリスで作ったドキュメンタリーで、BBC的な、見覚えのあるフォーマットなのでなんとなく安心して見られます。

それにしても立派。ソビエト時代がこの美術館にも訪れたなんて、置いてある美術品の一部からしか伺えない気がします。大きくて立派でお金がかかっていて、作品も名高くてすごくて高い。行ったら緊張しそうだなぁ。大英博物館は大英帝国の栄華を見せびらかすようなミイラの多い館だし、メトロポリタン美術館はニューヨークらしく大きいけれど現代的だった。エルミタージュどんなところなんだろう、行ったときに楽しめるのか、という意味で。ちょっと自信ないけど、いつか訪れてみたいです。(ウラジオストク分館のほうがもっと行ってみたい)