これに限らずトビー・フーバー監督の作品は平均評点がすごく低いので、まったく期待せずに物見遊山な感じで見てみたら、なかなか面白かった。というのは、普通の住宅の普通の家具や什器が思いもよらないふうに動いたり壊れたりする表現にけっこう「おっ」「おおっ」という意外性があって、その見せ方がうまいなと思った箇所がたくさんあったのです。テレビと庭の大木と動く椅子に何ら共通性はなく、理屈で説明しようがない思いつきの範疇だけど。
死体がたくさん出てきたり、家がとうとう崩れて地面に飲み込まれたりする映像とかも、よくできてる。結局子どもたちも助けられたし、墓をちゃんと移設しなかった不動産業者も死ななくて、霊たちは意外と人が良かった…。
ホリデイ・インは安全でいいなぁ!(違うか)