原題は、「全能ではない神が創造した子どもたち」と障がい者のことを表したもの(ググって調べた)。愛じゃなくて彼ら自身がテーマなんだけど、邦題は問題を抱えた二人の愛の物語になってる。同じといえば同じだけど、捉え方が…
とにかくこの主役のマーリー・マトリンが綺麗ですね~。自信に満ち溢れて美しい人、って感じ。ウィリアム・ハートも人柄のよさを感じさせて説得力があります。
愛の物語としても見られるのは、この二人の場合、問題が彼女の聴力障がいだったけど、彼女がたとえば薬物中毒であっても、 身体障がいであっても、あるいは移民だったり同性どうしであっても、起こりうる問題だからだ。なんらかの劣等感や自己卑下で多少心が弱ったりゆがんだりしてる人は世界中に多分半分くらいはいるけど、愛がそれを救えることもある。
むしろ新鮮みのない、今見るととても普遍的なテーマの作品という気がします。このあと「ザ・トライブ」や「ワンダーストラック」も見てみるけど、他のジャンルの映画と同様、聴覚障碍者を描いた作品にはその後いろんなものが作られてるんだろうと思うと興味がわきます。