映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ウォシャウォスキー兄弟(当時は)「マトリックス リローデッド」3099本目

<結末について触れています>

どこへも行けない3連休、明るいうちからハイボール飲みながら3部作の2つめ(2003年)でも見る。来年の公開作にモーフィアスが出ないのは、兄弟が姉妹になったことと関係があるのかなぁ…

なんか、いきなり冒頭の乗り物の造形や「ザイオン」の地下帝国の表現に力が入ってる。1作目のヒットで予算が付いたことがわかる…そしてネオがなんか最初から、シャープなヒーロー然としている。最初のマトリックスは、よくできてたけど最低限のことしかしてなかったのがシンプルで良かったけど、「リローデッド」はなんだかロード・オブ・ザ・リングかスター・ウォーズでも見てるようで、ちょっと個人的には要らないかな…。だいいちザイオンの規模が大きすぎる。評議会みたいなのも登場していて、わずかな生存者だけで船を動かしてた感じの1作目とは別の作品になってしまったな。

モニカ・ベルッチのダンナ、メロヴィンジアン誰だっけ?と思ったら9人の翻訳者たちの大元締め、「華麗なるアリバイ」にも出てたランベール・ウィルソンだ。いい人っぽくないこのキャラクターいいなぁ。というかモニカ・ベルッチって典型的な美人役として使いまわされている感があって、彼女自身は好きだけど彼女を起用した時点で発想がちょっとありきたりな感じがする。

そんな感じでストーリーは進み、(でも次回作があるってことは全滅しないはずだよな)と思っていると「To be continued」…ああそうだっけ。(がくん)

VODなのですぐに次行きます…