映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

外崎春雄 監督「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」3116本目

楽しみにしてたんだけど、テレビ編を見てからもうだいぶ経つので、登場人物やストーリーをかなり忘れてしまった。冒頭で「今までのあらすじ」とかやらないのね、この作品は。公式サイトを見ても、名前の読み方が数人しか思い出せない。。。

まあいいだろう。テレビ編の感想を書いたとき、このアニメの面白さとして以下の項目をあげてみました。(分析でもしてるつもりか、私は)

  1. 主人公の炭次郎がオバマとかネルソン・マンデラのような、親しみやすさがあるのに人格高潔で家族や友人、敵にまでも愛情が強いところ
  2. 刀が武器であり、日本の昔ながらの”もののけ”のような”鬼”がたくさん出てくるクラシックなところ
  3. キャラクターが可愛い
  4. 最初から大勢出てくるんじゃなくて、話の進行につれて、より強いキャラクターが少しずつ出てくるのがわかりやすい
  5. 敵と味方の中間であり、どちらでもあるかのような「鬼になりきれない存在」が常駐してるのが新しい
  6. そうは言っても殺戮シーンはなかなか残虐で悲惨なので、そんな殺戮をはたらく鬼を殺してしまえ!という、味方側の残虐さに肩入れしやすい
  7. あと、女子キャラの割合が多い
  8. 敵キャラは血も涙もなくて、「敵と味方の距離感が近づいてきつつあった時代」はもう遠い気がする

劇場版を見た感想は、TVアニメ「炭治郎立志編」でラスボスがたっぷり登場済なのに、雑魚より少し強いくらいの鬼しか出てこないし、xxxが早くも死んでしまっただけで、次の「遊郭編」TVアニメへのつなぎって感じしかしなかったのはちょっとがっかり、かな。普通にエンドロールのあとに次回予告がありそうな感じで。

次のシリーズも見ますけどね。