映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

キム・テギュン 監督「暗数殺人」3178本目

パズルで犯罪を解くようなミステリーかと思ったらシリアスな”未解決事件”のドラマだった。逃げを打つのがうまい容疑者と刑事との攻防が見ごたえありました。

それにしても、収監されてる容疑者に捜査中の刑事がお金や物品を貢ぐなんてこと、ありうるのか?日本ではないよね?

容疑者のほうも、自分を守るのに必死だから、六法全書もひもとくし、無罪になりそうな過去の事件の情報をうまくコントロールしながらリークする。直感的に、彼をシャバに戻してはならないと信じる刑事は、どんどん深みにはまる。

<以下ネタバレっぽいです>

肉体が土になっても、骨といっしょに残るものがあるんだな…。私なら治療痕のある歯くらいは残るのかな?骨折してボルトが入ってたり、ブリッジ入れてたりするような、MRIにかかれない人はみんな痕跡を残すんだろうな、犯人のあずかり知らないところで。なんかそういうミステリーってありそう。

面白い韓国のサスペンス映画ってたくさんありそうだけど、知識がなさすぎる…。機会があればこれからも見てみます。

(主役の相棒の刑事、見覚えあると思ったら「エクストリーム・ジョブ」のやたら強い刑事だった!

暗数殺人(字幕版)

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  • キム・ユンソク
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