映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ダーレン・アロノフスキー監督「π パイ」3185本目

ジャケットのイメージから、1930年代くらいの、フリッツ・ラングとかと同時代くらいの作品かと思ったら、「ブラックスワン」とか「マザー(私だけ、全然理解できずにトンチンカンな感想書いてたやつ)」の監督のデビュー作じゃないですか。

映画冒頭、モノクロなんだけどやけにスタイリッシュなフォントでクレジットが流れて、背景は「マトリックス」みたいな数字の羅列、でも音楽が打ち込みっぽくて、初めて最近の作品だと気付きました。遅いよ!といっても1998年、もう23年も前でした。

で、この作品ですが、なんとなくトーンがきつくてあまりちゃんと見られませんでした。「鉄男」もこうだったな。2回通しで流したけど、感想をちゃんと書けるほど凝視できなかったので、このくらいにしておきます。

きっと「ブラックスワン」「マザー」につながる、強迫神経症的な世界を描き続けてるんだろうな。入り込めないのは、自分にそういう部分があまりないからかな…。

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