映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スコット・Z・バーンズ監督「ザ・レポート」3190本目<KINENOTE未掲載>

監督は「不都合な真実」の製作に携わった社会派で、話題の「コンテイジョン」や最新の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の脚本を書いた実力派。実際、スリリングだけどしっかりとした構成。アダム・ドライバーが演じてるからというのもあるだろうけど、重厚感があります。議員やその周辺の人たちが、みょうに乾いた感じで政治の表も裏も知り尽くしていながら、できることなら国家を健全に保とうとしているのが、実際多分こんな感じなんだろうなと思わせます。誰もこぶしをふりあげたりしない。かといって安易に長いものに巻かれるわけでもない。自分がつぶされない限り、突破口を見つけたいと思っている。

CIA怖いなやっぱり。

ザ・レポート

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  • アダム・ドライヴァー
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