監督は「不都合な真実」の製作に携わった社会派で、話題の「コンテイジョン」や最新の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の脚本を書いた実力派。実際、スリリングだけどしっかりとした構成。アダム・ドライバーが演じてるからというのもあるだろうけど、重厚感があります。議員やその周辺の人たちが、みょうに乾いた感じで政治の表も裏も知り尽くしていながら、できることなら国家を健全に保とうとしているのが、実際多分こんな感じなんだろうなと思わせます。誰もこぶしをふりあげたりしない。かといって安易に長いものに巻かれるわけでもない。自分がつぶされない限り、突破口を見つけたいと思っている。
CIA怖いなやっぱり。