映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

トレイ・エドワード・シュルツ 監督「イット・カムズ・アット・ナイト」3191本目

<以下、ネタがバレているかどうか不明>

ふーむ。わかったようなわからないような。

コロナというより黒死病のような怖い病気が流行っていて、それを避けて山小屋にこもった家族もお祖父さんを葬らざるを得なかった。でも外の人々は誰もマスクしてないのはなんでだろう?なんでマスクしてない人たちを家の中に入れちゃうんだろう。

昼間は出歩いてもいいけど、夜は絶対密閉しないとダメというのも、仕組みがよくわからないな。それは黒死病そのものではなくて、それを介在する生物なのかな。結局、少年は自分はドアを開けてないと言い張ったけど本当は開けてしまい、その病気に感染していたけど、その父は客人たちを疑って銃を向けた。

少年も長くは持たないだろうし、残された父と母はもう何も持たない。短い作品は長々とした作品より好きだけど、この作品はもうちょっと時間をかけて、ふくらませてほしかった気もしました。