これも「クレイジーホース」と同じワイズマン監督作品。という流れもあって、同様にダンスを演じるシアターものとして延長線上に見てしまいそうだけど、パリの人たちから見たら、ヌードで踊るスタジオとオペラ座を同列に語るなんて!って怒られちゃうのかな。順番としては、こっちが2年早く作られたようですね。
「クレイジーホース」には、人間のわりと原始的な欲求に訴えるものが多いからか、カラフルで楽しめたのですが、オペラ座で演じられるバレエは思いのほか現代的で難解なものも多く、秘められたものをじっくり読み解かなければならないような緊張を強いられます。
演目や衣装についてのマネージャーと演者との交渉は、逆にとても共通していて、どうやったらこんなに内輪のもめごとにまで入り込んで撮れたんだろう?どの作品もこの点は同じだけど、不思議だなぁ…。