ニューヨークからロサンゼルスまで、5000キロをただ走って先に到着したものが勝ち。景品はトロフィー、じゃなくて、似た形の「ガムボールマシン」。背景や前提の説明は何もなく、ただ走り屋どもが集まってきてスタートします。すがすがしい。
走り自体は「激走」というほどではないけど、ときどき激突の連鎖や大爆発が起こります。いくら激突しても爆発しても、怖くも深刻でもなくて、なんとなくどこか牧歌的な旅が続きます。古き良き時代…。作ってる人が楽しんでるのが伝わってきて、なんとなく楽しい映画でした。
これを見たのはラウル・ジュリアの若いころを見てみたかったから。すごく熱量高い感じがすでにあるし、ギョロ目が目立ちます。でもやっぱり好きだな、こんなに熱い人に愛をささやかれたら本当だと思ってしまうかも(嘘だとしても)。