映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

パブロ・フェンドリック 監督「ザ・タイガー」3252本目

評点も悪いし見どころが想像できなかったけど、ガエル君の映画なので見てみた。

タイトルは虎だけど登場するのは豹。確かに。私はジャングルの獣たちのように戦い、殺すガエル君が虎のような者だという意味かと思ってたけど、特にそういう言及はなかったかもしれない。制作国の中にアルジェリアと書いてあるけど、冒頭にアルゼンチンと出てたので、ここも間違ってるのでは?

ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ、ハリウッドでも活躍する二人のメキシコ人俳優は、多数のメキシコ映画のプロデュースもしてる。故郷に錦を飾ってるし映画でメキシコの問題を広く世界に知らしめててすごいと思ってます。…この作品も、ジャングルvs文明社会を、森で暮らす虎のような一人の勇者vs略奪者たちという構図で戯画化したのかと思ったけど、それとも違うのかな。

あまりピンとこなかったというか、製作者が伝えたかったものを受け止められなかったのは、自分から遠い場所が舞台で、森のリアルをまったく想像できないからかもしれません。

ザ・タイガー 救世主伝説(字幕版)

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  • ガエル・ガルシア・ベルナル
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