映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

佐藤祐市 監督「ストロベリーナイト」3258本目

もう8年も前の作品か。テレビの刑事ドラマの映画化だけど、本格的な感じもある。極端な慟哭とか過度の怨恨とかはないから、私には見やすい。(殺人の動機はちょっと義理と人情に傾きすぎてて「ん?」と思ったけど、そこはまあいいか)

竹内結子って理想的な美人という印象なのだ。どんなに売れても、何かをあきらめたような達観したような、どこか少女みたいに透明なところのある人だった。突然、通い詰めていた客と心中してしまった花魁みたいに、誰からも知られない闇を抱えてたんだろうか。などつい考えてしまうのでした。合掌。