映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アラン・J・パクラ監督「推定無罪」3261本目

<ネタバレあります>

当時かなり話題になった、というか、多分大規模なTVCMを打ってたんじゃないかな。大昔にテレビでやってるのを見た気もするけど、これもラウル・ジュリアが出てるのでまた見てみました。彼は、犯人と疑わしき弁護士ハリソン・フォードを弁護する、ライバルの敏腕弁護士。まだふっくらしていて貫禄があります。

この映画の趣旨?は、当時大人気のイケメン俳優ハリソン・フォードが悪い女や闘争に巻き込まれるというもので、本格法廷闘争ものでも、本格推理ものでも、社会派ドラマでもありません。落としどころが甘いけど、映画としてはまあ楽しめたんじゃないかな。

それにしても、おっとりとした彼女の緻密すぎる計画に無理があるし、被害者の体内に残された液体の状態分析がザル、それをどうやって採取したかあと一歩踏み込めばすぐに犯人がわかったのに…という捜査の甘さが…家庭円満の秘訣なんでしょうかね。。

推定無罪 (字幕版)

推定無罪 (字幕版)

  • ハリソン・フォード
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