映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ホン・サンス監督「3人のアンヌ」3272本目

イザベル・ユペール…監督きっと好きなんだなぁ。冒頭に、ローカルで地道な韓国映画に出てくるような、ハングル丸文字でカラフルに書かれたペンションの看板。そこにどうやってユペール女史をはめるのか。

韓国の女性脚本家が、韓国にやってきたフランス人女性をモチーフにした脚本を3種類書いてみる。それを全部映像にしてみた。ユペール女史はいつもの彼女だけど、韓国のどこかの町に行ったらこうだろうな、という自然ないでたち。何かのきっかけで韓国の男性とお付き合いした、と言われても驚かない。

それぞれのエピソードに驚きや新鮮味があるわけじゃない割に、たてつけが実験的だけど、なんとなくまぁこれでいいのかな、と納得してしまいました。そんな映画。

3人のアンヌ(字幕版)

3人のアンヌ(字幕版)

  • イザベル・ユペール
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