2007年の作品。もう「Golden Age」を「黄金時代」という和訳の邦題にしない時代だ。
「エリザベス」と続けて見たわけですが、本人にも止められない世界最強の女王への道をまっしぐら、メアリーを死刑にすることをもはや避けられず、スペインに開戦のきっかけを与えてしまう。鎧をまとったエリザベスが白馬にまたがって髪を振り乱す姿の凛々しいこと、美しいこと。(カツラだと思うけど)オスカルー!って感じです(すみません、ベルばら世代で)
最後に、裏切り者とかつてののしった侍女の生んだ赤ん坊を抱いたエリザベスの微笑は、無敵で母というより神のよう。やっぱりケイト・ブランシェットはすごいし、この作品は前作「エリザベス」より凄みがあるなと感じます。