映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

阪本順二監督「新・仁義なき戦い。」3316本目

「ミュージックステーション」で布袋寅泰ヒストリーをやってて、この作品の一部も写ったので一度見ておこうと思った次第。3回目のモデルナを昨日打って、絶賛副反応発動中に何を見るかって、けっこう迷う。

この年、阪本監督は「顔」も作っていて、あれはすごく好きな作品なんだけど、「仁義なき」シリーズも作ってたんですね。バイオレントな作品をいくつも撮ってる監督だけど、このシリーズはひとつの「型」に沿って作る作品集って感じがするので、ちょっと意外。だいいち「新仁義なき戦い」を検索するとKINENOTEで5本もヒットする。(最後に「。」がついてるのは、これだけ。モー娘の影響?)

正直なところ、こういう昔ながらのやくざって、もう侍映画と同じようにクラシック感がある。町からパンチパーマが消え、やくざのスタイルもきっと変わってきたんじゃないだろうか。この先こういうトラディショナルヤクザが絶滅してネオやくざだけになっても、侍映画のように、作り続けられるのかなぁ。

やくざどうしの闘争は頭に入らず、やっぱりなんとなく流してしまったな…。