点数をつけるのはやめとこう。普段私が見ないタイプの映画を見てしまった。
なんて書こうかな…泣かせようとする映画、なんだけど、泣きたい人が見てカタルシスを得るための映画、という書き方もできる。需要があるから供給される。
私がよく「これもまたファンタジー」と呼ぶ、作り手の強い思いが感じられる作品とも違って、見る人の心象第一で作ってるように見える。あるいは作り手自身が、見てる人たちと同じカタルシスを得たくて作るのかな。
ファンタジックに時空を超える仕組みはいいんだけど、たまたま誰かが誰かの犠牲になって死んだり、死のうと思って飛んだり、ウソみたいに成功したり…
なぜ自分に響かないのか?それは、幸不幸にしろ人の感情を単純化することが好きじゃないからかな。どんなにじっくり話しても、長い間近くから見ていても、わかりきれない微妙な感情とか関係性のほうに興味がある。そういうのをポロポロ落としていって作られた作品に、つまらないというより落ちてったことの方が気になってしまうんだな。
全体的には面白く作られた映画だと思います。