わずか4年前の作品じゃないですか。ミフネをめぐってマーティン・スコセッシやスピルバーグまで熱く語る。すごい。「町山智浩・春日太一の日本映画談義~戦争・パニック映画編」という本に出てきたので見たのですが、これは見てよかった。亡くなったのは1997年だけどもっと昔のような気がする。まだ私が真剣に映画を見始めるだいぶ前だ。物心ついたころからテレビで見てた記憶が少しはあるけど、私が真剣に見ない時代劇が多く、現代劇ではもう中年すぎのおじさんという印象だったので、全盛期を知るようになったのは実はかなり最近といえるかも。
イメージを羅列すると…ジャングルの獣みたいに獰猛、だけどおそろしく繊細、野生児、美しい縄文人、ヤマトタケルノミコトってこんな人だったんじゃないか、…なんとなく良き日本人の原型みたいな感じ。
こんな俳優は後にも先にも現れないだろうな。見てよかったです。