映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ラッセ・ハルストレム 監督「HACHI 約束の犬」3359本目

あるバラエティ番組で、北欧で秋田犬や柴犬といった日本犬が大人気なのはこの映画の影響だと言っているのを聞いて、見てみようと思った次第。

ハチが、小さいときも大きくなってからも可愛すぎる…。もうこの映画はこれだけでいいです。この間見た「犬部!」は厳しい内容だったけど、こういう優しい映画も人間にはやっぱり必要です。

駅の外で飼い主を待ち続けるハチの姿は、まさに渋谷駅外の銅像と瓜二つ。海外からの観光客がハチ公の前で大騒ぎしながら写真を撮るのは、これの影響がかなりあるんだろうな。映画を見ていても見ていなくても。

普段通り、なにごともない朝、教授は駅へ向かう…。何事もなさすぎていやな予感。(ていうかストーリーはよく知ってる)これは…「岸壁の母」のいぬ版だな…(古すぎて若い人にはわからない)

うちの猫が、玄関の見えるガラスの扉に鼻先をくっつけていつも私の帰りを待ってるので、ガラスのそこだけべたべたになって汚れてるのを見て、胸がいっぱいになったことがあったなぁ。(おばあさん猫になってからは、部屋の奥で寝てて、出てきやしないけど)

HACHI 約束の犬(字幕版)

HACHI 約束の犬(字幕版)

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