映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ギレルモ・デル・トロ監督「クリムゾン・ピーク」3372本目

「ナイトメア・アリー」を見てきた流れで、他の作品も見てみます。今日はデルトロ祭り。

いつもながら、怪しげで残酷な美しさが満ち溢れた画面、素敵です。殺傷する場面が、相変わらずどきっとしますね。ナイフ怖い。一撃で死にそうな怖さではなくて、ちょっと予想外のところに来るのがショッキング。ただ、それ以外は幽霊さんたちもそれほど怖くないし、なんとなく”かわいそうな花嫁”ものは既視感があるので、わりと見やすい方の作品だったんじゃないでしょうか。

ミア・ワシコウスカは清純だけど強いヒロインに合ってるし、トム・ヒドルストンは人なつっこさが板についています。幼馴染を演じたチャーリ・ハナムは若干印象が薄いけど、そういう役なので良いのです。で、ジェシカ・チャスティン…弱い役も良い役もあまり見た記憶がなくて、なんとなく気の毒な気がしてきたりして…。

引き続き何本か見てみます。

クリムゾン・ピーク (字幕版)

クリムゾン・ピーク (字幕版)

  • ミア・ワシコウスカ
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