映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ケヴィン・カースレイク 監督「ジョーン・ジェット バッド・レピュテーション」3400本目

「ランナウェイズ」の映画は見たけどソロのジョーン・ジェットのドキュメンタリーは見てなかった。本物はやっぱりカッコいいわ・・・。

ランナウェイズは本当にいい音楽をやってたけど、下着姿はセンセーショナルすぎた。彼女が「アイ・ラヴ・ロックンロール」を出したときに素直に拍手喝采できなかったのは、「一発屋」っぽい曲だと思ったから。この映画で長年の彼女の音楽やそれ以外の活動を初めて知って、すごい女性だなぁと思っています。何ひょり、彼女はいつもどんな時も同じ顔をしてる。常に集中していて、ぶれない。何があっても誰に対しても態度や考えを変えない。こんな生き方に憧れる女性は多いだろうな。

ストイック。自分の夢とか語らないで、ロックのこと、守りたい人やもののことを語る。努力する自分の見方を自分でしていられる。自分のなかにいいサイクルがあるように見える。軍隊を応援するのは、敵になりうる国(同盟国だけど)の人間だし、戦争絶対反対なので気になるけど、体を張って戦ってる人たちを応援してると考えると理解できる部分もある。

うん、カッコよかった。