ジョン・ベルーシ好きだったなぁ。なんともいえない愛嬌があった。ブルース・ブラザーズの最後に、黒いサングラスをずらして見せる目がとってもきれいだった。
奥さんや親せき、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス(最初のゴースト・バスターズでトリオを組んでた)とかチェビー・チェイス(サタデー・ナイト・ライブのスター!)といった、最も彼に近くて彼を理解し、サポートしていた人たちがインタビューにたっぷり答えていて、とても濃い、親密な内容です。ビル・マーレイも加えた、若いころのSNLの映像まである。自分の若いころを思い出してるような気分で胸が熱くなる。
彼を知ったのは多分「ブルース・ブラザーズ」だから1980年だ。音楽の興味から見てみて、結果、アメリカのコメディシーンに圧倒された。初めてアメリカに旅行したのは1988年かな。ニューヨークのホテルのテレビでサタデー・ナイト・ライブを見て、狂喜して写真を撮ったけど、ブラウン管だからちゃんと写るはずもなかったっけ。。。
「スター」にどうしてみんな憧れるんだろう。どうして過剰な期待をして、自分自身の期待に押しつぶされてしまうんだろう。これは、薬物の問題だけとも言い切れないのかも。古今東西、大きな成功もどんづまりも、たくさんの人をおしつぶしてきた。彼が特に繊細とか弱かったとか思えないんだよな。
なんとも言えないけど、ベルーシに出会えてよかった。彼の茶目っ気が大好きでした。