映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジェイソン・ライトマン 監督「ゴーストバスターズ アフターライフ」3447本目

<ネタバレあります>

これも機内でとびとびに見ました。これは予想より面白かった。

フィービーちゃんのメガネは、イゴン・スペングラー(ハロルド・ライミス)だったのね。この子の大真面目な頑張りがよかったし、CGのイゴン博士もいい、めちゃくちゃお爺さんになったレイモンド・スタンツ博士(ダン・エイクロイド)とピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)もやっぱり良かった。

でも、すぐ潰れるチビ・マシュマロマンたちの可愛さや、ゴーストバスターズの一人がゴースト出演するのには負ける!(イゴン博士自身が退治されたらどうしよう、とちょっとドキドキしてた)

この映画も、割と大胆に破綻してるんですよ。フィービーちゃんが機器をさらっと修理して、友達と一緒に練習もなくすぐに駆使できたり、謎の改造車やバッテリーが永遠にもつ機器類もデタラメだし、祖父から受け継いだ電話番号がずっと使われてるばかりか、ちょうどデスクにいたスタンツ博士とすぐ話せるとのも旧バスターズがちょうどいいところに現れるのも。

その上、若い出演者はわりとみんな地味だし、ゴーストはそれほど迫力ないし。でも見終わって満足感があるのはなんでだろう。人間関係の描き方に無理がないからかな?いや、もしかしたら最初の「ゴーストバスターズ」の人たちが出てきたので嬉しいだけかもしれません。うーん、ノスタルジーを感動と思ってしまうおばあさんになってしまったのかな、私も。。