映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

シアン・ヘダー 監督「CODA あいのうた」3461本目

フランスのオリジナル版を見ていいなーと思って、それで満足してたんだけど、アメリカ版も評判がいいのでアマプラ無料に下りてきたところで見てみることにしました。

オリジナルでは家族の仕事は漁業じゃなくて酪農だったんだな。そしてアメリカ版のタイトルCODAはChildren of Deaf Adults。「ヤングケアラー」という含意が感じられる言葉です。

ハッピーエンドっぽいけど、このあとみんなどうするんろうな。

音楽教育を受けず、音楽活動もほとんどしたことがない”歌うま少女”が音大に行っても、クラシックの音楽性と合わなくて困ったりしないかな。アメリカの音大ならポピュラー音楽科とかあるんだろうか。(要らん心配)

家族はどうするのかな。普段の生活はともかく。兄ちゃんがすぐに結婚して奥さんが最低限サポートしてあげられたらいいけど。(これも要らん心配)

どうしても気になって「エール!」を早送りしながら見直してみたら、同じ部分もあり、タイミングだけずらしている部分もあり・・・。主役の女の子は歌手だそうで、さすが声の出方が違います。オーディションのときの選曲が「パパ、ママ」と呼びかける歌なので感動の度合いが高まっていて、私はオリジナルのほうが好きかも、と思いました。(別の映画のネタバレ的なことを書いてしまって申し訳ありません、、)

コーダ あいのうた(字幕版)

コーダ あいのうた(字幕版)

  • エミリア・ジョーンズ
Amazon