映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

秋原正俊 監督「春の居場所」3534本目

なんでレンタルしたか思い出せない。堀北真希に関心を持ったことがあったっけ。

この作品は59分という小品で、この監督はかなりの数の作品を監督しているのに、不思議と私は今までに1本も見てない。

原作は、昭和から平成にかけて話題になった鷺沢萠のもの。ロングのソバージュの華やかで若い作家に、憧れたりうらやんだりした記憶があります。行き急いでいる、と本人がエッセイか何かに書いていて、実際35歳で亡くなってしまった。それでもどこか、若くして注目を浴びて愛されてフッと消えてしまった生き様がかっこよすぎて、羨望を感じた自分がセコい凡人だと思い知らされた記憶も。

DVDに出演者インタビューが収録されてて、堀北真希の透明な美しさがまぶしいです。