映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ハル・ハートリー監督「トラスト・ミー」3550本目

そういえばハル・ハートリー作品って見たことがなかった。(ハル・アシュビーと混同してたかも)

エイドリアン・シェリーが自分で監督した「ウェイトレス」を見たら、アメリカの普通の、ちょっとアケスケな女性たちが懸命に生きていく、いい感じの作品だったんだけど、彼女が育ってきたハル・ハートリー「組」の作品もやはり似た空気が流れています。

エイドリアン・シェリー演じる、ちょっとダメで愛嬌のある女の子がとても可愛い。どこか、小さい女の子のままでっかくなってしまったような、正直すぎる感じが、守りたくなってしまいます。「トラスト・ミー」って、塀の上から後ろ向きにジャンプするから受け留めてね!ってことなんだな。これもなんか可愛いなぁ。しかしこの映画の彼女のキャラは、「ウェイトレス」の彼女の役柄と同じだな。あの作品がこの続きみたいに思えてきた。ハル・ハートリーもう少し見てみよう。

トラスト・ミー

トラスト・ミー

  • エイドリアン・シェリー
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