映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

林海象監督「遥かな時代の階段を」3581本目

これは見た記憶がある。映画館ではない気がするので、テレビで放送されたんだろうか。フランソワーズ・モレシャンが訪ねてくる場面も、鰐淵晴子の艶姿も、坂本スミ子のベテラン娼婦も、よく覚えてる。岡田英次の存在感は、「二十四時間の情事」や「ザ・ヤクザ」を見終えた今のほうが納得感がある。

これもストーリーはあっちこっち行くし、江戸時代の出島じゃあるまいし、現代の横浜で実現しえないことばっかりなんだけど、妄想具合が私好みなんですよね。特にアメリカンな車やカルチャーが好きなわけでもないのに、濱マイクのいる世界はなんか全部好き。

ただ見てるだけでもいいので、DVDが出直したら買うかもな・・・。