映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジュリアン・テンプル監督「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」3781本目

これも公開時に見逃して以来、レンタルDVDが見つからなくて見てなかったやつ。VODばんざいだ。

音楽好きの仲間がポーグスのことをよく話してたけど、私はほとんど聞かないままだった。シェインってやつは、俳優で似ている人がいるとすると、妖怪俳優ティモシー・スポールではないか。(あるいは、押すと目と耳が飛び出すゴムの人形)ロックスターで似ている人がいるとすると、キース・ムーンか、性格はリンゴ・スターみたいな感じもする。いつもとぼけていて、周りの人たちから愛されそうな。

パンクスがアイリッシュ音楽を始めるというのは、日本でいえば民謡だろうか。アメリカのカントリー音楽は、ジャンル名は古臭いけどテイラー・スウィフトだってカントリー枠だ。「島唄」をTHE BOOMがやるのは違和感なかったし、イケるのかもしれない。

シン・フェインの代表と対談してる時の彼は話し方がゆっくりで、ジャンキーって感じだな…。「ファック」がアイルランドなまりだと「フォッコ」みたい。

冒頭やあちこちに挿入されてるアニメや”再現映像”のできが良くて、ドキュメンタリーかしらと思うほどだけど、それにしてはよくできすぎてる。どれくらい新作で、どれくらい当時の映像なんだろう?

そういうこともあって、この映画は「アイルランドってどんな国?」を映像化した作品のようになってる。ポーグスのこともシェインのことも知らなくても、面白く見られるなんて、ロック・ドキュメンタリーなのに!