映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クエンティン・タランティーノ監督「ジャンゴ 繋がれざる者」3831本目

ジャンゴ=ジェイミー・フォックスは精悍でスタイルが良くてカッコいい。クリストフ・ヴァルツは「イングロリアス」ほどのケレン味はないけど、詐欺師の演技もうまい。ファンになりそうだ。召使長のサミュエル・J・ジャクソンは、うますぎて誰だかわからなかった。幅が広い!!デカプリオは、嫌ったらしい富豪が似合いすぎて、本当はこういう人なんじゃないかと思ってしまう。ここまでの4人の演技が本当にすごい。殺戮しすぎのバイオレンス映画だと思うけど、彼らの演技の迫力が。特にデカプリオだな…彼の華やかさ。一人で映画のエネルギーの大半を放出してるような。

11年前に見たときは、これほどの殺戮のかぎりをつくしてる映像を見ながら、私は「サイコ―」とか感想に書いている。KKKの頭巾の縫い方は確かに面白かったけど、二度目に見てもそれほどバカ笑いはできない。当時は仕事のストレスが相当たまっていたことがうかがわれる…。肉片が飛び散るのとか、今はもういいよという気持ち。

ジャンゴかっこよかったし、ブルームヒルダ美しかったけどね。