<結末にふれています>
アメリカで、インド出身の女の子たちに何者かの呪いが迫る。「プージャ」祭りを抜け出したり、アメリカの子たちとも仲よくしようとするサミ。同郷の少年の死につづいて、最近距離を置いていた親友のタミラが姿を消し、サミの白人のボーイフレンドも、サミが信頼している教師も襲われ…。
土着ホラーが大流行ですね!タイのは怖いし(「ミッドサマー」もこのジャンルだとしたら超怖い)、日本のホラーも心底怖い(「呪怨」どころか「犬神家の一族」だってトイレいけないくらい怖かった)…この映画は怖いと思うひまがあまりなかったな。インドの呪いは怖くない、ということではないかもしれないけど。「イット」が目に見えてこないし、どういうわけか、みんな暗闇に向かって行きがち。かつ、彼女たちを助けようとした人たちはすぐ死ぬのに、タミラとサミはすんでのところで生き延びても、よかったよかったとは思えないというか…。(このパターンは古今東西ありがちだけど)
あとは、オーム シャンティと唱えられると、どうしても「恋する輪廻」の爆発的に明るい歌と踊りを思い出してしまうのか。インドにも闘争の歴史があって、決して明るいだけの人たちではないとわかっているのに、どうしてもさわやかな気持ちで見てしまう…ううむ。