映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

「第2回日本ホラー映画大賞受賞作品」3857本目<KINENOTE未掲載>

第2回作品も、さっそく見てみました。

 『絶叫する家』比嘉光太郎
シンプル。小ネタとしていいと思います。

『笑顔の町』小泉雄也
空き家を占拠しているホームレスをいたぶった若者たちに、笑顔の逆襲。暴力や殺戮より笑顔が怖い?

『The View』中野滉人
第1回も同じ部屋の中で撮ってた。低予算というより、5歩四方くらいの低面積作品だ!アイデア勝ち。

『NEW GENERATION/新世代』三重野広帆
これ、誰がいい人?と考えると混乱するけど、視点の変わり方も面白かった。

『学校が嫌いだ』奥田悠介
これは難しい。アウトサイダー・アートのような感じの絵とノイズ。これはホラーなのか?この映像自体が怖いけど、新しいジャンルってことなんだろうか。

『いい人生』川上颯太
だいぶメンタルがやばい男女の、傷つけあう純愛、みたいな感じ。きれいな作品でした。

『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』近藤亮太
15分ていどの短い作品だけど、ほかの作品と比べると暗闇と沈黙が多くて、ちょっと集中力が途切れてしまった。ブレア・ウィッチ・プロジェクトやリングの呪いのテープみたいな趣はよく出ていました。

ネットで最新情報を調べたら、第1回の受賞作がすでに「みなに幸あれ」として公開済、第2回のこれも年明けに公開らしい。いい流れじゃないですか!劇場版「みなに幸あれ」もU-NEXTにもう入ってるようなので、見てみなければ。