映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

村川透 監督「さらば あぶない刑事」3859本目

さかのぼって、これも見てみました。2016年、舘ひろしと柴田恭兵はまだ60代。定年退職を目前にしていますが、現役感強いです。舘ひろしと若き美女、菜々緒のカップルもまったく違和感なし。これを見るまで、さすがに70代になら、かろじて50代の私も多少は魅力的に映るんじゃないかと一瞬思ったりしたけど、素敵な人というのは素敵な人ルートの人生を一生たどるわけで、娘ほどの年齢だろうが年上だろうが、素敵な人には素敵な人が似合うわけで、凡人は何歳であってもお声などかからないんだろうなと痛感しました。いいよ私は見るだけで。…

この映画では仲村トオルの他に今回の悪役、吉川晃司がこのときやっと50過ぎという若さですが、貫禄がすごいですね。南米訛り(巻き舌強すぎ)の英語とかスペイン語とか、雰囲気たっぷりです。カーアクションもすごいんだけど、その辺はあまり強く残らなくて、私にとっては、とにかく俳優さんたちのカッコよさを味わうためのシリーズなのでした。