まずジェシカ・チャスティンが登場、そしてこのドイツ系の金髪女性はもしやと思ったらやっぱりダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴにペネロペ・クルス。それぞれが、既視感のあるキャラクターを演じてるので既視感があります(笑)。敵と味方に分かれて殺し合っていたのが、なんの因果か一堂に会して男たちvs女たちという構図で戦い始めます。
彼女たちは強くて当たり前、しかし、オークション会場で着飾った彼女たちの美しさといったら。ミス・インターナショナルですか、というくらい。見とれてうっとりしてしまいます。
もう一人中国系の美女も現れます。ファン・ビンビンというんですね。お人形みたいでちょっと線が細いかんじがします。
彼女たちが追い求める、敵たちが奪取しようとするのは、世界を手にするための小さなデバイス。「もの」一つをコピーできないなんてことがあるんだろうか。特殊な金属を使うとしても、ひとりでは作れないから知ってる人が何十人もいそうだ。ソフトウェアならリバースエンジニアリングもできる。その辺の設定はもはやリアリティがあろうとなかろうと、信じる愚か者がたくさんいればストーリーが成立する。デマやハッタリであっても人が大勢死ぬ。
仲間や大切な人たちも含めて、わりとたくさん人が死ぬ映画ではあります。それが登場人物と見ている人の復讐心の後ろ盾となり、申し訳なさが吹っ飛ぶ。とってもエンタメに寄った作品です。とにかく、美しくて素敵な女性たちだったなー、という余暇の楽しみは十分でした。