映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ドミニク・モル 監督「悪なき殺人」3913本目

面白かった。コートジボアール、フランス語圏だもんな…。今勉強してるスペイン語の場合、スペインのスペイン語、コロンビアのスペイン語、キューバのスペイン語は語彙もけっこう違うと聞いてるけど、この国のフランス語とフランスのフランス語は明らかにわかるほど違わないんだろうか。

アイデア勝負で面白い一方、世界の3カ所くらいにあまりに集中して人が行き来しているし、ネットの恋人が偶然近所の人と恋愛していたりするとフランスの人口は100人くらいかと思うし、真相を発見してコートジボアールまで行けるネットリテラシーのある男が殺人までするのか、というミッシェルのあり方にもだいぶ無理がある。ジョセフは、映画のなかに一人はいてもいい「凡人に理解できない男」だと思うので、そこは受け入れるとして、これ日本映画だったらもっとアラが大きく目立ったかも…一度も見たことのない俳優さんたちが演じている新鮮さで予測不可能性が30%くらいアップしてるかも。

…いや理屈っぽくなりすぎてますね私。ここはフランス。そしてこれは多分コメディなんだ。「ファーゴ」(アメリカ映画だ)をコメディに分類するのと同じ。映画を見るときは面白さに集中して見よう!(と私に)